衣服のクリーニング方法は、主にランドリー(水洗い)とドライクリーニングがあります。
ランドリー(水洗い)は、皆さんが日常的に家庭用洗濯機で水洗いをしているクリーニング方法です。
では、ドライクリーニングとは??
水洗いすると縮んだり、型くずれしたり、色が落ちたりする衣服を石油系溶剤などの揮発性有機溶剤で洗濯する方法です。
えっ!!水で洗えないから、代わりに油で洗う!?
そんなクリーニング方法は、今から200年程前から始まったそうです。「水がダメなら油で洗おう!」すごい発想ですね!
当然のことながら、双方にメリットとデメリットがあります。
・ランドリー(水洗い)
長所:汗など水溶性の汚れが落ちやすい。
短所:油溶性の汚れが落ちにくい。型くずれや縮みが発生しやすい。仕上げ技術が必要。
・ドライクリーニング
長所:油溶性の汚れが落ちやすい。型くずれや縮みが発生しにくい。
短所:汗など水溶性の汚れが落ちにくい。
では、ウェットクリーニングとは?
本来ドライクリーニングすべき衣服を、型くずれや縮みを極力避けながら水洗いで汗などの水溶性の汚れを落とす方法です。
水洗いすべきか、ドライクリーニングすべきかは、全ての衣服によって理由があります。
例えば、繊維はドライクリーニング可能ですが、プリントや装飾品が石油系溶剤に弱いなど...。
そして、衣服の状態とお客様の希望によって、洗濯方法は変わります。
例えば、、
水洗いでしか落ちない汚れが広範囲にひどく、今のままでは着用できない衣服があります。しかし、水洗いすると型くずれが生じるため、洗濯表示マークはドライクリーニングのみとなっています。
どうしますか??
あきらめて破棄する選択もあります。
水洗いで汚れを落とし、手仕上げアイロンで型くずれを最小限に抑え、着用する選択もあります。
衣服のクリーニング方法については、ぜひご相談ください。
最後に、ドライクリーニングについての問題点です。
石油系溶剤等を使用したドライクリーニングは、溶剤が残った状態で着用し肌に触れることで、かぶれ等が起きる場合があります。
また、一般的にドライクリーニングの溶剤は、きちんと汚れをフィルターでろ過してキレイにし、再利用をしています。しかし、その溶剤管理を怠っていると、衣服から異臭がしたり、全体的に黒ずんだりします。
お客様の大切な衣類は、信頼あるクリーニング店へ!!
Comments